短期大学評価基準について

短期大学評価基準について

Q.3  第2評価期間の短期大学評価基準から、10の評価領域を4つの基準に改めたのはどのような理由からですか。
A.3  改定後の評価基準の構造は、概括すれば、短期大学の教育の成果を把握した上で、改めて使命を確認し(基準Ⅰ建学の精神と教育の効果)、その使命を達成するために提供される教育や支援の状況を明らかにして(基準Ⅱ教育課程と学生支援)、その教育研究活動や短期大学組織を支える資源を把握し(基準Ⅲ教育資源と財的資源)、全体を統制する仕組みを評価・点検する(基準Ⅳリーダーシップとガバナンス)ようになっており、短期大学の全体を見渡して、体系的な自己点検・評価ができるように配慮しました。
 基準の括りを大きく設定することで、短期大学は関連ある事柄を有機的に自己点検・評価して記述することができ、その中で自らの状況や特徴を提示しやすくなると考えます。短期大学が行う自己点検・評価は、質保証の基礎となるものであり、それを取り組みやすく、日常的に行えるようにすることは、認証評価機関の責任の一部であり、この評価基準はその促進を企図して策定されています。 
Q.4  「学習成果の可視化」とは、具体的にどのようなものを指していますか。
A.4  学習成果とは、学生が獲得すべきもの(何ができるようになるか)を定義することであり、その学習成果はデータとして測定可能でなければなりません。そして、測定可能になった学習成果を短期大学自身の基準によって判定することが査定(アセスメント)という行為であり、この査定の中で、学習成果が獲得されたこと、あるいは向上していることを測定結果として示すことが「学習成果の可視化」ということになります。
Q.5  短期大学評価基準の基準Ⅱには「学習成果が、社会的(国際的)に通用性が保証されるものであることを明確に示す」とありますが、具体的にどの程度の内容があれば「国際的に通用するもの」と考えることができますか。
A.5  各短期大学が自らの建学の精神に基づき学位授与の方針を明確に表明し、またその方針の下、学生が獲得すべき学習成果をどのように具現化し、かつ査定しているのか、という教育研究活動を具体的に示すことが、国際的通用性につながると考えます。各短期大学が自らの教育について客観的に見直し、それを公表していくことが大切です。
Q.6  学習成果の汎用的な能力に関する客観的なスケール(尺度)は示し難く、また、それらを示し得たとしても、その結果の妥当性、客観性を証明できるツール(測定方法等)の開発も大変難しいと思われます。第三者評価において、このツールは未熟で不十分なため「否」とする、といった判断がなされることはありますか。
A.6

 第三者評価において重要なのは、学習成果を明確化し、その獲得に向けて測定方法を開発し、測定結果の評価に基づく改善を行うこと、つまり、PDCAを含んだ内部質保証に努めているかどうかであり、更なる向上・充実のための助言を行うことはあっても、測定方法それ自体の「良し悪し」を評価して合否判定を行うということはありません。
Q.7  中央教育審議会の答申(平成201224日)「学士課程教育の構築に向けて」には「学習成果」とありますが、平成24828日答申「新たな未来を築くための大学教育の質的転換に向けて」においては「学修成果」が用いられています。自己点検・評価に当たって表記の統一・使い分けなどが必要ですか。
A.7  本協会は会員校の意見をはじめパブリックコメント等必要な手続きを経て、平成227月に「短期大学評価基準」を改定しました。この改定に当たっては、平成2012月の中教審答申の内容を踏まえるとともに、当時、米国において行われていた「Student learning outcomes」を中心とした大学評価という考えも取り入れ、その和訳として「学習成果」としましたので、自己点検・評価に当たっては「学習成果」を使用してください。
Q.8  新たに設けられた「選択的評価基準」の評価に関して、評価を受ける短期大学自身が3つのうちどれか1つを選択することはできますか。あるいは、3つともに取り組むべきですか。
 また、第三者評価による機関別評価との関係では、どのような位置付けとなるのでしょうか。
A.8
 選択的評価基準は、①短期大学が積極的に評価し、自身の強みとする特色をより明確に打ち出せるよう、自ら選択して自己点検・評価を行うことができる、②本協会による評価は取り組みの達成状況等について行う、③4つの評価基準とは異なり、その内容は機関別評価結果に反映されない、という特徴があります。さらに、選択的評価基準は、基準Ⅰ~Ⅳの中で記述しきれない各短期大学の特長を社会に説明する機会として活用することも考えられます。
 したがって、選択的評価基準のどの分野を選択して自己点検・評価を行うかのみならず、選択的評価を行うかどうかについても各短期大学の判断によりますので、必ずしも同評価を受ける必要はなく、また受けない場合でも機関別評価結果に影響はありません。

改定後の評価基準の構造は、概括すれば、短期大学の教育の成果を把握した上で、改めて使命を確認し(基準Ⅰ建学の精神と教育の効果)、その使命を達成するために提供される教育や支援の状況を明らかにして(基準Ⅱ教育課程と学生支援)、その教育研究活動や短期大学組織を支える資源を把握し(基準Ⅲ教育資源と財的資源)、全体を統制する仕組みを評価・点検する(基準Ⅳリーダーシップとガバナンス)ようになっており、短期大学の全体を見渡して、体系的な自己点検・評価ができるように配慮しました。

基準の括りを大きく設定することで、短期大学は関連ある事柄を有機的に自己点検・評価して記述することができ、その中で自らの状況や特徴を提示しやすくなると考えます。短期大学が行う自己点検・評価は、質保証の基礎となるものであり、それを取り組みやすく、日常的に行えるようにすることは、認証評価機関の責任の一部であり、この評価基準はその促進を企図して策定されています。

ページトップに戻る