大学評価基準

大学評価基準は、大学の教育研究活動、組織運営、財務等の状況を多角的に評価し、大学の主体的な改革・改善を支援する評価に資する意味から、大学が日常的に自己点検・評価に取り組めるよう四つの「基準」により編成しています。この基準は、大学の高等教育機関として求められる大きなテーマを核とし、「基準Ⅰミッションと教育の効果」、「基準Ⅱ 教育課程と学生支援」、「基準Ⅲ 教育資源と財的資源」、「基準Ⅳ リーダーシップとガバナンス」と定めています。4基準の下には、必要に応じてテーマ(A~D)を置き、さらにそれらのテーマにおいて自己点検・評価の主眼となる事項を区分(1~7)として表しており、4基準の大きなくくりの下で、大学は関連ある事柄を有機的に自己点検・評価して記述するとともに、自らの状況や特徴を示していくものとしています。大学が自ら自己点検・評価に基づいて、自主的・自律的に改革・改善を日常的に図るという内部質保証については、基準Ⅰに重点評価項目として設定しています。また、自己点検・評価報告書により、学習成果を焦点として内部質保証がどのような状況(レベルⅠ~Ⅳ)にあるか、「内部質保証ルーブリック」を用いて、評価員及び評価校それぞれが判定できるようになっています。

 

大学評価基準の構造

大学評価基準は大きく四つの基準から構成されており、まず、大学の教育の成果を把握した上で、改めてその責任と役割を確認し内部質保証に取り組み(基準Ⅰミッションと教育の効果)、その達成のために提供される教育や支援の状況を明らかにして(基準Ⅱ 教育課程と学生支援)、その教育研究活動や大学組織を支える資源を把握し(基準Ⅲ 教育資源と財的資源)、全体を統制する仕組みを評価・点検する(基準Ⅳ リーダーシップとガバナンス)ようになっており、大学が自ら全体を見渡して、体系的な自己点検・評価ができるように配慮している。4基準(Ⅰ~Ⅳ)の下には必要に応じてテーマ(A~D)を置き、さらにそれらのテーマにおいて自己点検・評価の主眼となる事柄を区分(1~7)として表した。4基準の大きなくくりの下で、大学は関連ある事柄を有機的に自己点検・評価して記述するとともに、自らの状況や特徴を提示することが求められる。

大学評価基準の構成

基準 テーマ 区分
基準Ⅰ ミッションと教育の効果 A ミッション 1 ミッションを確立している。
2 高等教育機関として地域・社会に貢献している。
B 教育の効果 1 教育目的・目標を確立している。
2 学習成果(Student Learning Outcomes)を定めている。
3 卒業認定・学位授与の方針、教育課程編成・実施の方針、入学者受入れの方針(三つの方針)を一体的作成し、公表している。
C 内部質保証 1 自己点検・評価活動等の実施体制を確立し、内部質保証に取り組んでいる。
2 教育の質を保証している。
基準Ⅱ 教育課程と学生支援 A 教育課程 1 授与する学位分野ごとの卒業・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)を明確に示している
2 授与する学位分野ごとの教育課程編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)を明確にしている。
3 教育課程は、大学設置基準にのっとり、幅広く深い教養及び総合的な判断力を培うよう編成している。
4 授与する学位分野ごとの入学者受入れの方針(アドミッション・ポリシー)を明確に示している。
5 授与する学位分野ごとの学習成果は明確である。
6 学習成果の獲得状況を量的・質的データを用いて測定する仕組みをもっている。
7 学生の卒業評価への取り組みを行っている。
B 学生支援 1 学習成果の獲得に向けて教育資源を有効に活用している。
2 学習成果の獲得に向けて学習支援を組織的に行っている。
3 学習成果の獲得に向けて学生の生活支援を組織的に行っている。
4 進路支援を行っている。
基準Ⅲ 教育資源と財的資源 A 人的資源 1 教育課程編成・実施の方針に基づいて教員組織を整備している。
2 専任教員は、教育課程編成・実施の方針に基づいて教育研究活動を行っている。
3 学生の学習成果の獲得が向上するよう事務組織を整備している。
4 労働基準法等の労働関係法令を遵守し、人事・労務管理を適切に行っている。
B 物的資源 1 教育課程編成・実施の方針に基づいて校地、校舎、施設整備、その他の物的資源を整備、活用している。
2 施設整備の維持管理を適切に行っている。
C 技術的資源をはじめとするその他の教育資源 1 大学は、教育課程編成・実施の方針に基づいて学習成果を獲得させるために技術的資源を整備している。
D 財的資源 1 財的資源を適切に管理している。
2 財務の実態を把握し、財政上の安定を確保するよう計画を策定し、管理している。
基準Ⅳ リーダーシップとガバナンス A 大学設置法人の長のリーダーシップ 1 法令等に基づいて大学設置法人の管理運営体制を確立している。
B 学長のリーダーシップ 1 学習成果を獲得するために教授会等の大学の教学運営体制が確立している。
C ガバナンス 1 監事は法令等に基づいて適切に業務を行っている。
2 評議員会等は法令等に基づいて開催し、諮問機関等として適切に運営している。
3 大学は、高い公共性と社会的責任を有しており、積極的に情報を公表・公開して説明責任を果たしている。

(大学評価基準は、こちらをご覧ください。)

評価システムの改善

本協会の評価システムについては、不断に見直し・改善を図ることとし、その結果、評価システム等を定め・変更する場合は、案を公表し、広く社会から意見を求め検討を行い、結果を各大学関係者に連絡するとともに、インターネット(ウェブサイト)の利用等広く社会に公表します。